中小企業診断士の口述試験対策!面接で質問される内容や服装

口述試験

みなさん、こんにちは。

中小企業診断士のシゲです。

中小企業診断士の筆記試験に合格した人にとっては、ほっと落ち着いたのもつかの間、最後の関門である口述試験が待ち構えています。この口述試験に難なく合格するためにやるべき対策や当日の過ごし方などを私の実体験を交えてご紹介します。

目次

中小企業診断士の口述試験の概要

中小企業診断士の口述試験は、中小企業診断士試験最後の関門です。

中小企業診断士2次筆記試験合格者が受験でき、筆記試験で出題された事例をもとにした質問に対し口頭で回答するものです。

問題は事例1つにつき2問、2つの事例について問題が出題されますので合計4問出題されます。

私の場合は、事例Ⅱから2問、事例Ⅳから2問出題されました。

試験日程と試験会場

口述試験の試験日程は、令和6年度は2025年1月26日(日)です。

筆記試験の合格発表が2025年1月15日(水)なので、約10日後です。これは毎年変わっていないですね。

試験会場は原則として筆記試験と同じ地区です。

具体的な受験地は、札幌(北海道)、仙台(宮城県)、東京、名古屋(愛知県)大阪、広島、福岡の各都市で、主な会場は大学や中規模のホール等で行われることが多いです。

私は兵庫県在住でしたので、大阪の会場(大阪経済大学)でした。一度も行ったことのない会場(最寄り駅も初めて)なので、早めに家を出ました。

口述試験の所要時間

口述試験の所要時間は1人当たり10分程度です。

1問あたり2分を目安に回答するように、と面接官から話があります。

合計4問なので約8分間の回答時間ということになりますね。

口述試験で質問される問題

口述試験で質問される問題は2次筆記試験の事例から出題されます。与件文を読み込み、事例企業の状況を把握していれば当たり前に回答出来る質問だけです。

私は事例Ⅱと事例Ⅳから出題されましたが、事例Ⅱは「野球の女子チームの参加率を伸ばすためにはどうしたらいいか?」「学校以外で女子チームのPRをするにはどうしたらいいか?」の2問です。事例Ⅳは「OEMのメリットと具体的な例を上げて説明できる?」「連続していない2期分のPLから固定費がいくらになるのかを知りたい。どうやってやったらいいか分かる?」でした。(ちなみにR5年度です。)

今から思うと、なかなかハードな質問だなと思いますが、約10日間の口述試験対策をしてきたので、難なく回答できたようです。

口述試験の合格率

口述試験の合格率はほぼ100%です。

私が受験したR5年度の大阪会場は合格率100%でした。つまり筆記試験に合格した人すべてが口述試験を受験して合格したということです。

いつもどの会場でも1~2人不合格の人がいますが、体調不良等で受験できなかった人だと考えられます。当日までの10日間は絶対に風邪やインフルエンザ等のかからないように徹底して予防しましょう。

余談ですが、コロナ禍の合格率が他の年に比べて低いのは、検温があり37.5度以上だった場合は問答無用で受験できなかったためです。

そういう意味でも、口述試験は受験さえできればほぼ合格する試験だと言えます。

筆記試験合格が分かってからやるべきこと

2025年1月15日(水)に筆記試験の合格が分かってから、やるべきことはまずはこの喜びと興奮をすべての感覚を開放して感じましょう!

私は勤め先で合格発表を確認しましたが、感情が溢れて、20~30分は震えが止まらなかったです。それくらい中小企業診断士の筆記試験に合格するのはすごいことなのです。

ただ、喜びをかみしめた後は冷静にやるべきことを着実にやりましょう。

口述試験日の予定を確認する

まずは口述試験日の予定を確認しましょう。おそらく合格しているものと想定して口述試験日には予定を入れていないと思いますが、すべての予定をキャンセルしておきましょう。

1週間前くらいに当日の集合時間等が記載されたハガキが届くのですが、それまでは自分が何時から受験するのか分かりません。

私の場合は、15:00くらいからでしたので、午前中から何も手がつかなかったです。

朝一の人は午後から予定を入れられると思うのですが、あまり無茶なスケジュールにはしない方が良いと思います。

模擬面接を予約する

次に、模擬面接を予約しましょう。

これはマストです。

検索すれば多くの受験生支援団体や予備校が模擬面接を開催しています。

どこでもいいので、1つは必ず受けるようにしましょう。

私が所属しているタキプロでも模擬面接は実施しますので、エントリーしてください。

基本的にはZOOMですが、東京、名古屋、大阪、福岡では会場でのリアル面接も実施します。大阪会場は私も面接官役で参加しますので、是非応募してみてください。

タキプロ

模擬面接を受験する理由

模擬面接を受験する理由は、①口述試験の雰囲気を知るため②自分の知識を確認するためです。

まず①口述試験の雰囲気を知るため、は自分が思っている以上に緊張します。私も模擬面接では緊張してあまりうまく説明できなかったです。なんとか2分に近づけようとして、ちょっとしつこくなってしまったかなと反省しました。ただ、この経験が当日の緊張をほぐしてくれます。いわば緊張の前借りです。

おかげで試験当日は全く緊張することなく終えることができました。むしろ話足りないくらいの楽しさでした。

②自分の知識を確認するため、は筆記試験だとスラスラと書けるのに説明するとなると思うように言葉が出てきません。これは自分の知識が曖昧で、分かりやすく説明することに慣れていないからです。この経験をすることで、当日までに知識の補充と分かりやすく説明するための技術を練習することができます。

事例Ⅰ~Ⅳを読み返し、模範解答で回答の方向性を見直す

次は、事例Ⅰ~事例Ⅳの与件文と設問文を読み返してください。

筆記試験を受験したときとかなり企業の印象が変わってみえるはずです。

そして、自分の再現答案と予備校が出している模範解答で答え合わせ(方向性の相違等)をしてください。模範解答と自分の回答が同じ方向なら自分の言葉で話せばいいし、模範解答と違う方向性なら模範解答に近づくようにアレンジしておくと良いと思います。

色々な引き出しを持っておくと、口述試験でたまにある面接官からの「他には?」の質問に対処できます。

自分なりにどんな問題が出そうか考えて、回答集を作ってみる

次は、事例ごとに自分なりにどんな問題が出そうか考えてみてください。自分ならこういう問題を出すかなと考えて、それに対する回答もセットで作ることで事例の詳細が頭に定着します。

とにかく声に出して練習する

そして、作った回答集をとにかく声に出して練習しましょう。

筆記試験と違い、口述試験は口頭なので思っている以上に話ができません。

普段、本業で経営陣に経営計画や予算、業績報告をしている私も最初は何を話せばいいのか曖昧で、あまり説明できませんでした。

なんども練習することで照れもなくなり口も慣れてスラスラと話ができるようになります。

模擬面接で想定問答集(解答例)をもらい覚える

模擬面接を受けると想定問答集をプレゼントでもらえると思います。

タキプロでも精鋭の診断士軍団が作成した想定問答集を用意しています。

この解答例をなるべく覚えるようにしましょう。とはいっても暗記ではなく、大体の回答の方向性や使えそうなフレーズです。ガチガチに暗記すると柔軟性がなくなり想定外の質問に対して固まってしまうので、「大体こんな感じかな」とふんわりと覚えておくと良いです。

とにかく声に出して練習する(超重要!!)

しつこいですが、とにかく声に出して練習することが重要です。

毎日、練習することで当日の質問に対応できる柔軟性が身に付きます。

中小企業診断士の口述試験当日の過ごし方

しっかりと事前準備をして口述試験当日を迎えます。当日の過ごし方についてご説明します。

試験時間を確認し早めに会場に着くようにする

試験会場には早めに到着するようにしましょう。待機場所が用意されているので、安心して待つことができます。私は乗るべき電車を間違えてしまい、時間ロスしてしまいましたが、早めに家を出ていたため十分間に合いました。電車トラブル等で遅れることもありますので、早めに会場近くにいると良いでしょう。

口述試験当日の持ち物と服装

口述試験当日の持ち物と服装も地味に気になるところだと思います。

まず、持ち物は受験番号の記載されたハガキです。これは必ず持っていきましょう。受付で確認されます。また本人確認書類が必要です。運転免許証かマイナンバーカードが良いでしょう。それと腕時計もあったほうが良いと思います。ただAppleウォッチのようなウェアラブル端末はNGです。

口述試験は1問あたり2分を目安に回答しますが、何気にチラッと確認できます。私は全く腕時計を見ませんでしたが、持っているという安心感は重要です。

服装は、男性の場合はスーツが無難です。色はネイビーかグレーが良いでしょう。

私はネイビーのスーツを着ていきました。ワイシャツは白でネクタイも紺色系でした。

女性の場合もスーツの人が多い印象です。色は男性と同じくネイビーかグレー。ブラウスは白ですね。

私の試験時間帯はジャケパンの人もいましたが、ここで目立っても仕方ないのでとにかく地味でいいです。無難に回答して終わらせましょう。

ただ、この面接官は中小企業診断士の先生が務めています。その後、診断士協会に所属する場合は、こういうところで目立ったことがきっかけで話ができるかもしれませんね。(私はいまだに担当の面接官役の先生にお会いしていませんが。)

口述試験での精神状態のあり方

口述試験会場に集まり、待機場所で待っているとめちゃくちゃ静かなので徐々に緊張感が押し寄せてきます。ただ、冒頭にも説明した通り、口述試験は受験して何かしらの回答ができれば合格する試験です。落とす試験ではありません。

あなたが中小企業診断士として常識のある人か、社会人として当たり前の意思疎通ができるかを確認しているだけです。しっかりと準備してきたのであれば、心配することはありません。同業の先輩診断士と事例企業について打ち合わせにきた、程度に考えておきましょう。

口述試験の流れ

では、口述試験の流れについてご説明します。

口述試験の流れ
  1. まずノックを3回して部屋に入ります。
  2. 入口でお辞儀をして席の横に立ちます。
  3. 面接官から「お掛けください」と促されますので、「失礼します」と言い、座ります。カバンやコートは、指定の場所を言われるのでそちらに置きましょう。私の場合は、「隣の席に置いといて」と言われましたので素直に従いました。床に置くことも考えましたが、促されるままにしました。
  4. 面接官から氏名と生年月日を和暦で答えるように言われるので答える。
  5. 試験内容について説明があるので、頷いたり、「はい」と答えたり、普通に会話をする。
  6. 面接官は2人いて1人ずつ質問が2問出題されます。回答の目安時間は2分ですが、そこまで気にする必要がありません。時間が余ったら「他には何かありますか?」と聞かれるだけです。ここでも戸惑わずに普通の会話だと思い対応しましょう。あなたを責めているわけではありません。純粋にあなたの診断士としての意見を聞きたいだけです。
  7. 2つの事例から合計4問出題が終わると終了します。
  8. 「ありがとうございました。」と元気よく挨拶し席を立ちましょう。部屋から出るときも「失礼します」など当たり前の対応をして出ましょう。
  9. 部屋の前に案内役の人がいて「帰宅してください」と言われるので、速やかに会場を出ましょう。

ざっとこのような流れです。

    ガチガチに緊張している人もいますが、ただの会話なので怖がることはありません。

    私の場合は、大阪ということもあり、1名はかなりフレンドリーな面接官でした。コテコテの大阪のおっちゃんという感じでしたが、活舌が悪くて質問が聞きづらかったです。もう1名は重鎮先生のような雰囲気の強面面接官でした。こちらの方はハッキリとゆっくりと質問してくれました。そういう役割設定なのだろうなと思い、対応しました。

    15時頃からの試験だったので、かなり深堀した質問をされたのですが、事例企業のことを思い出して、「B社はこういう会社でこういう状況だから・・・」と相手と情報共有しながら回答していきました。面接官も「その場合はそれでいいと思うけど、こういうケースはどうか?」などと突っ込んできましたが、筆記試験で勉強した知識内で回答できるはずなので、一つずつ丁寧に回答していきました。

    中小企業診断士口述試験対策のまとめ

    今回は中小企業診断士口述試験の対策について記載しました。

    何を話せばいいんだろうと悩んでいる人もいるかと思いますが、筆記試験を合格した人ならば確実に答えられる問題しか出ません。また、受験しさえすればほぼ100%の合格率の試験で落とす試験ではありませんので、気持ちを軽くして受験しましょう。

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