こんにちは、中小企業診断士のシゲです。
中小企業診断士は、国内唯一の経営コンサルティングの国家資格であり課題解決の専門家です。ビジネスマンが取得したいNO,1人気資格で、取得すれば収入アップや、昇進昇格、好条件の転職が実現しやすくなります。ただ難易度が高く勉強時間も1000時間が目安と言われています。独学でコツコツと勉強するのか予備校等に通うのか時間と金銭面を天秤にかけて自分にとって条件の良い方法を選びたいですね。今回は、中小企業診断士試験に独学で合格できる勉強方法やテキスト、問題集の情報を解説します!
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中小企業診断士は独学で合格できる難易度である
中小企業診断士は独学勉強で合格できる試験です。行政書士や社会保険労務士と並び難関国家資格の1つとされており、勉強時間の目安は1000時間程度とされています。
ただし、診断士試験は1次試験と2次試験に分かれており、1次試験はともかく2次試験はコツが重要になってくるので、さほど長く勉強時間をかければよいというものでもありません。また、1次試験は広く浅い範囲になっていますので、問われている問題は実はそこまで難しいという難易度ではありません。
私は20年近く会社で経理を担当しており、財務会計全般に管理会計等経営企画もしていますが、診断士試験の財務会計のレベルは簿記2級を取得していれば難なくクリアできるレベルと言えます。もちろん、実務を知らないと解きにくい問題もありますが、多くのケースで2択にまで絞ることができるので、あてずっぽうでも当たることもあるのです。
1次試験は科目合格がある
1次試験は「企業経営理論」「財務会計」「運営管理」「経営情報システム」「経済学」「経営法務」「中小企業政策」の7科目です。それぞれ60点以上で科目合格になり、7科目合計で60%の420点を超えていれば1次試験合格になります。ただし、40点未満があれば420点を超えていても不合格扱いになります。
1次試験は科目合格制度を取っているので、実は多年度をかけて受験している人も少なくありません。今年は4科目だけを勉強して科目合格する、来年は残り3科目といった感じで戦略的に取得する人もいるので、1次試験は数年をかけて合格するケースもあります。ただし、科目合格の有効期限がありますので、それまでにすべて合格しなければならないのであまり悠長には構えてられませんが。
実際、私の場合も1年目は「企業経営理論」と「経営情報システム」の2科目のみ合格でした。他の5科目はどれも50点台であと1~2問正解していれば・・・とかなり悔しい思いをしましたが、2年目にはかなり余裕で合格できたので、実際1次試験の難易度はそこまで高いわけではありませんので、難関国家資格だからといってビビるのは勿体ないです。(散々、財務会計得意と言っておきながら56点で不合格という大失態をしたのは今では笑い話。言い訳になりますが1次試験は会場の冷房がきつくてかなり寒いので集中力が削がれます。ご注意ください。)
2次試験合格者で一発合格者は多い
2次試験は記述式試験です。「組織・人事」「マーケティング」「運営管理」「財務会計」の4事例から出題され、4科目合計で60%の得点(240点)かつ1科目も40点未満がないことが合格条件です。
多くの人が突破するのに手間取るのが2次試験です。2次試験は4つの事例をもとに実際の経営の分析や助言を100字程度で論述する問題なので、得意不得意が分かれるところです。私は比較的得意な部類でしたので、2次試験は一発合格できましたし、タキプロ内でも2次試験を一発合格した人は少なくありません。つまり2次試験合格はコツが必要というわけです。
勉強時間が長ければ合格できるというものではない
1次試験、2次試験を合わせて勉強時間の総時間の目安が1000時間とされていますが、実は勉強時間が長ければ合格できるというわけではありません。1次試験に関しては知識を蓄えて回答するタイプのよくある資格試験問題なので、勉強時間に比例するのですが、自分の本業や得意分野の科目であれば、そこまで勉強時間をかけなくても合格点に達することは可能です。私も財務会計の過去問は初見で大体60点は超えていましたので。
2次試験に関しても、多くの人は1次試験合格が判明してから約3か月で仕上げることになるため、そこまで勉強時間を確保できるわけではありません。私の場合も150時間程度の勉強時間で一発合格でした。2次試験を合格するためには、コツというか合格するためのマインドが重要だと考えていますが、これにいち早く気づければ短期間合格も可能だと思います。

中小企業診断士に独学で合格するために必要なテキストと問題集、勉強方法
それでは、中小企業診断士に独学で合格するためのテキストと問題集とそれらを使った勉強方法について解説します。独学で勉強しようと思っている人は予算が少ない人が多いのではないかと思うのですが、最近はテキストや問題集も高いので独学と言ってもそこまでリーズナブルではないのでご注意ください。
1次試験はスピードテキストと過去問マスターのみ
1次試験対策で使用するテキストはスピードテキストシリーズです。そして問題集は過去問マスターです。もうこれだけでいいです。他のテキストや問題集が気になると思いますが、どれを選んでも大して効果は変わりません。それよりも一冊これという本を選んで何回も繰り返し勉強する方法が最も効率的かつ合格に近い勉強法だと言えます。本当に地道にコツコツと勉強するほかありません。
スピテキはまず1周ザっと読んでみてください。大体こんなことが書いてあるなー程度でいいので、内容の範囲と全体像を把握します。これをやるだけで診断士試験に対する解像度が段違いに上がります。勉強範囲や難易度が分かったところで過去問マスターの問題をとりあえず解いてみてください。最初は全く解けなくでもOKです。
「過去問を解く」→「採点して解けなかったところの解説を読む」→「スピテキでその範囲の詳しい解説を読む」の順番でやっていきましょう。時間の許す限り、毎日継続してやりましょう。1次試験は7科目あるので、ぼやぼやしていたら7科目目が終わって2周目に突入したら全く覚えていないという現象が発生します。でも大丈夫です。大体の人はこの現象を経験していますので。私も2周目突入したときに1周目でやったところが全く思い出せずに心が折れそうになりました。ここが1次試験突破のキーポイントです。
ここで腐らずに地道に続けるか、諦めるかで合格できるかどうかが決まります。
こうやって2周、3周と繰り返してやっていくと大体3周目が終わる頃には過去問マスターはどの強化も80%程度は解けるのではないでしょうか。あとは得意不得意によって微調整すればいいだけです。
とまあ、サラッと書きましたが、独学はかなり泥臭く地道にコツコツと継続していかなくてはならないので、結構大変です。
中小企業政策は、中小企業白書も見ておく
例外は中小企業政策です。この科目は中小企業支援等の制度的な分野は暗記で乗り切れるのですが、前半部分は直近の中小企業白書から出題されるので、中小企業庁が毎年発表している中小企業白書をダウンロードしてみておく必要があります。私はここがかなり苦手だったので、苦労しました。正直かなり微妙なデータについて問われる問題もあるので、細かく覚えておく必要があります。なので私は中小企業支援で40点以上を取ってあとはおまけ程度に考えていました。残りの20点分に関しては得意にしている財務会計や経営法務で取る戦略にしていましたがすべての科目で60点以上だったので良かったです。
↓中小企業庁「中小企業白書」はこちらに貼りましたので確認しておいてください。
https://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/index.html
経営情報システム等、過去問だけでは60点取れないようになっている試験もある
経営情報システムに関しては、毎年ITやDX、AIの進歩が早いため、過去問だけでは60点取れないようになっています。もちろん、基礎的な問題も半分くらいは出るので、50点前後は過去問でとることはできますが、最新のIT問題が頻繁に出てきますので、最新トレンドも興味をもってキャッチアップしていくようにしてください。特に生成AIの問題は必ず出ると思っていてください。なぜなら、中小企業診断士で生成AIを使うことはマストだからです。第一線で活躍している診断士の先生は漏れなく生成AIを活用していることは間違いありません。それくらい重要なツールの1つになっています。またRPAやノーコード、生産ロボット等、DX関連の問題も新たな視点で出てきますので、この分野に強くなっていることは診断士を取得した後も使うので勉強しておくに越したことはありません。
2次試験は過去問とふぞろいな合格答案はマスト
2次試験はとにかく過去問です。予備校が過去問をアップロードしているのでダウンロードして印刷しておきましょう。まず1年分解いてみましょう。おそらく何も書けずに終わるはずです。現状把握できたところからがスタートです。ここから約3か月で仕上げていきます。
使うのはふぞろいな合格答案です。私は過去問6年分をしましたが、これも人によるので好きな年数分だけ過去問をしてください。その分、ふぞろいも買いそろえる必要があるので、お財布と相談して決めてください。個人的にはそこまでさかのぼる必要もないかなと思います。というのもトレンドや問題の出方が変わってきているからです。当時は回答として仕えたフレーズや施策も今となっては陳腐化していることもあるので、過去5~6年くらいで十分だと思っています。
詳しくはこちらの記事で書いていますので、参考にしてください。

中小企業診断士2次試験合格者の頭の中にあった全知識・全ノウハウも参考に
過去問とふぞろいだけでは不安だという人向けにおすすめなのが、中小企業診断士2次試験合格者の頭の中にあった全知識・全ノウハウです。
これをザっと読んでおけば、何が聞かれそうなのか何を答えればいいのかが概ね把握できます。執筆者のコラムも結構参考になりますので面白いです。
私は暇さえあれば全知識・全ノウハウを読んでいたような気がします。
短期間で一発合格狙うなら1次試験はスタディングを使う
以上の勉強方法を続ければ独学で合格できるレベルには達すると思います。とはいえ、せっかく受けるのであれば、短期間で一発合格を狙いたいと思うものです。であれば、1次試験の勉強時間短縮化しかありません。その解決方法はみんな大好きスタディング1択です。
合格者の7割くらいはスタディング使っているはず(タキプロ内個人調べ)
スタディングはとても安価で中小企業診断士試験の1次試験インプットの役に立ってくれるベスト教材です。タキプロ同期でザっとアンケート取りましたが6~7割くらいの人は使っていた感覚です。私もスタディングを使っていて、1次試験のインプットはスタディングに頼りました。おすすめは1.75倍でとにかく高速回転することです。毎日繰り返し講義動画を見ることで自然と頭に定着していきます。私には2倍は早すぎて頭が追いつけないので1.75倍がちょうどよかったですね。
割引キャンペーンしている期間を狙おう
有名な予備校の講義を申し込むと数十万円程度の費用がかかりますが、スタディングなら6~7万円で受講できます。また、頻繁に割引キャンペーンを実施しているので、その期間を狙って申込すると安く受講できるのでおすすめです。
スピテキと過去マスを全部揃えるだけでも4~5万すると思うのですが、スタディング+過去マスでも安価に勉強できるので私はお勧めします。
まとめ
今回は中小企業診断士試験に独学で合格するための勉強方法と使用するテキスト、問題集についてご紹介しました。ご自身の勉強時間の確保の難易度や金銭面等、色々と考えたうえで自分のとってのベストな方法を選んでください。難関国家資格だからといってそこまで難しい資格というわけでもありません。私からすればたくさんの法律を覚える行政書士や社労士の方が何倍も難しいと思うほどです。ちょっとしたコツをつかめればスルスルっと合格できちゃうのが中小企業診断士なので、ぜひ諦めずに勉強を続けてみてください。